どなたもどうぞ、お入り下さい。
おいしいコーヒー、ございます。
オマケの時間、ございます。

「同行二人」
作・演出:高木充子
出演:岡田一博 長尾純子

場所:magari 中野店
中野区本町6-24-5

日程 / 2013.12.27(金)、28(土) 
時間 / 15:00 / 19:30 (全4回公演)
☆開場は開演の20分前です。
☆終演後にはオマケの時間(カフェタイム)がございます。
ごゆっくりお過ごし下さい。

チケット / 2,500円(珈琲付・自由席) 
※11/1前売開始
お申込・お問合せ / dgynnn@gmail.com

カフェアドバイザー / 押野美穂(NOAH'S CAFE)
珈琲提供 / 遠藤優子(はれときどきまめ)
制作 / 鹿渡直之(DAE Inc.)

2013年11月30日土曜日

サトコでございます。⑨

うぎゃ~!!!
カフカプロジェクト、いよいよ明日開幕です!http://16bit.co.jp/mode/kafka/
明日は満席の客席で初日を迎えられそうです。
平日はまだ余裕あるそうなのでぜひ。
サトコ、しばしこちらに没頭いたします。おりゃ!


2013年11月29日金曜日

焙煎の思ひ出

作演出の高木です。

昨日、コーヒー豆提供の はれときどきまめ 優子さんから、
今回の公演用のコーヒーをテスト焙煎したという連絡がありました!




優子さんは、現在、仙台在住のインディーズコーヒーロースターさんです。
はれときどきまめ さんという名前で、世界のフェアトレード・コーヒーをあつかっています。
『同行二人』はコーヒーが出てくるお話なので、初演からご協力いただいています。

私も、昨年の夏、はれときどきまめさん主催のコーヒーワークショップで、

はじめてコーヒー豆の焙煎体験をしました。

まだまだ暑いとある晴れた日の午後、陽射しでいっぱいの会場カフェの入口をくぐると、
庭のレモンの樹の下で、レネさんがにこにこしながら焙煎機のハンドルを回していました。
(レネさんのことは当ブログの過去記事「レネマウンテンができるまで」にもありますので、
よろしければ合わせてご覧ください。)

はれときどきまめ さんの焙煎はすべて手作業です。
商店街の福引のガラガラみたいな形の手回し焙煎機を使用します。
焙煎の決め手は音です。
優子さんは音の種類や段階で焙煎の程度を見極め、ベストのタイミングで豆を取り出します。
その「今だ!」の見極め(聞き分け?)はほんとに微妙で、魔法のようです。
そしてひとつぶひとつぶ、豆の状態を見て選り分けて行くのです。

豆を香り豆を聞き豆を見て焙煎されたコーヒーが、まもなく東京に届きます。
明後日のスタッフミーティング東京チームで試飲してみます。楽しみです!


高木


 

2013年11月28日木曜日

コーヒーの香りを嗅ぐと

慈悲深くなるそうです。

・カフェでの募金額
・カフェの前での落し物届け率

いずれも他の場所よりも
アップするそうです。

コンビニでコーヒー合戦が始まりましたが
レジ横の募金額も増したそうです。


確かに「同行二人」のメンバーも
みんな優しいし、
美穂さんも優子も私も
ボランティア活動してますものね。

我々にもコーヒーの香りの
影響があるのかしら。


さて、そろそろ
「同行二人」お申し込みくださいませ。

申し込みフォームからでなく、
dgynnn@gmail.comに直接メールで
お申し込みいただいても構いません。

年末みんなで慈悲深くなりましょう。

制作




2013年11月27日水曜日

一ヶ月前になりました!

作演出の高木です。

公演一ヶ月前になりました!



半年前から少しずつ準備を進めていたとはいえ、やはり関係各所、ざわざわっとして参りました。
いろんなことが次々提案される期間を経て、今は集約に入ってきた感があります。
つまり、各部門でいろんなことが形になってきているということです。
ざわざわ、わくわく、ドキドキです。

今日は当日パンフレットのサンプルを見ました。
コンパクトながら読み応えのあるパンフになりそうです。

2日で4回、上演時間は1時間という、ささやかな公演です。
各回上演の後にカフェタイムがございます。(コーヒー以外のメニューもございます。)
出演者、スタッフと共に、上演後のひとときを、お飲み物を片手にホッと一息、お楽しみいただけたらと思います。
何かとお忙しい時期と存じますが、年末のちょっとしたお楽しみに、ご多忙の息抜きに、どうぞお越しください。

11月1日より、ご予約受付が開始しております。
早々にお申込みをいただいております。ありがとうございます。
小さな会場で各回お席が限られております。
行こうかな~と思って下さった方は、ぜひお早目のご予約をお願いいたします。

ご予約はこちらから承ります↓
チケット予約フォーム http://www.d-across.co.jp/dgynnn/ticket.html

一同、お待ちしております!!

2013年11月26日火曜日

男の質問状③

岡田くん、お忙しいなか日誌投稿、
質問回答ありがとうございます。

二人とも舞台出身の実力派ですね。
そして、カタカナの名前いいですね。

岡田くんも、下の名前をカタカナにして「岡田カズヒロ」にすると
姓名判断が”大吉ネーム”となるので芸名カタカナをオススメいたします(笑)。


②「舞台上でやらかした恥ずかしい事」

某大劇団の某ライオンのミュージカルに出演していた時の話です。
オープニングの有名なシーンで私はゼブラ色の草食動物に扮していたのですが、チーターとすれ違った時にパペットの首がもげるという事件が起きました(笑)!しばしの間、パペットの首がブラブラ状態というホラー映画ばりの状況になり、自らの判断で上手袖にはけて小道具さんに直してもらい再び笑顔で何気なく登場しているという恥ずかしい経験がありました。思えば、笑い話たくさんありますね。


さて、男の質問状③
【鹿→岡田くん】です。
「死ぬまでにここに出たい!」という劇場空間はありますか?

劇場空間とすると、個人的には博多座が好きです。あとは、コクーンに出てみたかったなーなんて。


制作

2013年11月25日月曜日

はれときどきまめ

はじめまして。
はれときどきまめ の 遠藤優子です。




ついに本番が来月に迫ってきています。
わたしは今回もコーヒーの豆を
提供させていただくわけなのですが、
舞台に上がるわけでもないのに、
一人でものすごく緊張しています。

嬉しいことに、今回は公演後に
カフェタイムが新設されることになりました!
前回はお帰りの際に、お一人様一口ぐらいしか
試飲用のコーヒーをお出しすることが
できなかったのですが、
今回はコーヒーカップで
ゆっくりお楽しみいただくことができるのです。

しかし、あのときは帰りがけの一口だったから
お客様も「へーお芝居の後にコーヒーなんていいね~」
なんて喜んでいただけたのでしょう。
今回はじっくり味わっていただける時間がありますから、
本当に美味しいコーヒーを焙煎しないと!というプレッシャーで、
はれまめは9月ぐらいからものすごく緊張しているのです。

本番用のコーヒーがアメリカ経由で
ウガンダから先日到着しました!

まずは同行二人カフェチームの試飲用に
宮城県石巻市で焙煎してきます。
(本番用の豆は公演直前に、都内某所で焙煎予定です!
それに向けて、すでに心がどきどきです。

2013年11月24日日曜日

男の質問状②【岡田】


①「好きな俳優は?」
男性:イッセー尾形さん
女性:キムラ緑子さん

カタカナが混ざった俳優が好き、
なわけでなくたまたまですが、
演劇に触れる機会の少なかった田舎もんの僕が、テレビを通して舞台の匂いってこんな感じなのかも、と教えてもらったのがイッセーさん。とにかく可愛らしくて面白くて一歩入るとちょっと怖い。そして、いつ見てもかっこいい。

キムラさんは映画やドラマで見かけると思わずニヤリとしてしまう。とっても綺麗な形のポテトチップを見つけた感動があります。よくわかんない例えでごめんなさい。こちらはどっちかというと可哀くて面白くてやっぱりちと怖い。僕が女性だったら、ああなれたらと思うだろうなぁと。

【岡田から鹿渡さんへ】
②「舞台上でやらかした恥かしい事」

僕は、
自分の役名を相手に呼びかけました。
千秋楽のラストシーン、
最後の出番でホッと力が抜けてたんですね。
次の瞬間、凍てつく緊張がすぐ戻ってきましたけどね。

サトコでございます。⑧

あーもう冬冬!と思って、今年一度も紅葉を目にしていなかった事に気がつき、
ふと、周りを見まわしてみました。
 
あぁ視野が狭まっていたんだなぁ。

『カフカ~』の稽古もあとちょっと。 
大変に押しつぶされないよう、少し視野を変えてみよっと。
 

2013年11月22日金曜日

新企画「男の質問状」①好きな俳優は?


作演出の高木充子さんとの往復書簡が終了したので、
ポカンと空いた穴を埋めるべく、日誌「同行二人」次なる企画をスタートします。


題して、
「一問一答・男の質問状」。

kakutaの稽古で忙しい、俳優の岡田一博さんを無理矢理引っ張り出し、
一問一答をしてみたいと思います。

私は、誠に勝手ながら万一岡田くんの身に何かあった場合のことを考えて、日々「同行二人」の台詞を練習しています(笑)。ですが、岡田くんのように上手く言えないんですね。

岡田くんが喋ると、見事なほどリアルで自然なのです。みなさん、本番をどうぞ楽しみにされてください。


さて今回は、高木さんとの往復書簡の時ように長文でのやり取りにならないよう、回答の長さはTwitterと同程度の140字位に制限いたしましょう。

果たしてどんな展開になるのやら。


男の質問状①【鹿→岡】
「好きな俳優さんを男女一人ずつお教えください。また、その理由も一言でお願いいたします。」


ちなみに、
私の好きな俳優を先にお伝えしておきましょう。

◾︎男優:
でんでん/映画「冷たい熱帯魚」の怪演で衝撃を受けました。

◼︎女優:
谷内愛さん/劇団四季の先輩で、音楽劇カンパニー・マメラボ。の女優さん。歌と踊りの表現がそれは素晴らしい。


以上です。

岡田くん、お時間ある時にどうぞ。


制作

今はまだ、嵐のただ中

作演出の高木です。

制作鹿渡さんとの往復書簡企画、ご覧下さいましてありがとうございました~!
これから私はまたいつもの、ぼちぼちとしたブログに戻ってゆきます。



さて、今回の上演のための私のTO DOノートも既に3冊目です。
そしてこの3冊目もだんだんと、終わりに近づいております。
今回は、何冊使うことになることやら……
いわゆる緻密な「演出ノート」ではなく、あくまでTO DOですので、
思いつきややるべきことを、書いては消化し、書いては消化してゆくわけです。

一定時期ごとに、未解決のものは新しいページに書き抜いて残しておきます。
で、古いページは解決したあれこれもいろいろぐちゃぐちゃ書いてあるので処分します。
だんだん未消化のものが少なくなって行って、
しかしその間もたえず新たないろいろが書き加えられ、
解決され、消され、残ったものがまとめられ、また新たないろいろが……
これのくりかえしです。

そして、最終的には何も手元には残りません。
膨大な嵐が過ぎ去って行ったみたい、そして静かに晴れ渡っている……
そんなかんじになります。

しかし今はまだ、嵐のただ中です。
「あーあれがあったわあ」とか「そうだあれはどうする?」とか「あれは本当に必要なんだろうか?」とか、再演だからこそ、問い直す部分がやはり多くあります。
やることってほんと、無限にありますなあ。

『同行二人』2013、初演をご覧のお客様にも初めてのお客様にも、
きっとお楽しみいただけることと思います。


高木


2013年11月21日木曜日

往復書簡 復路5 magari中野店ご案内

高木充子さま

-「こんな場所があったら」-
とても共感致しました。

自分も大学を卒業してからずっと商業演劇と関わってきましたが、
どうもなんかピンと来なくて、もっと芝居って日常のものがあってもいいんじゃないかなと感じていた次第です。

また、ドラマや映画の撮影でロケに行くたびに、「作品づくりは嘘の連続な訳ですが、たとえ嘘をつくにしても、パネルで作ったその場限りの美術ではなく、実在する自然や建物のセットを使った場合はリアル感が全く違う!」と肌で感じておりました。


「同行二人」は作品のみならず、公演を行う場所へのこだわり・コンセプトがとても素敵だなと、制作に名乗りを挙げた一つの理由でございます。


さてさて、最後の質問をいただきました。

充子さん、5回目のやり取りで「一区切りにしませんか」との打診は、好きな人にフられた時のような気持ちになりましたよ(苦笑)。

さて、最後の質問のmagari中野店への楽しい行き方ですね。

私もすでに二回ほど下見と打ち合わせに行ってますので、その道すがらに感じたことをメモしておきましたのでそのまま書き出してみます。


⭐️magari 中野店の情報と道標。
①劇場ではありません。
②最寄りは中野駅ではありません。
③住宅街にあります。
④新中野駅から徒歩5分強です。
⑤新宿から丸ノ内線でお越しになる場合は、一番前の車両にお乗り下さい。
⑥丸ノ内線新中野駅 一番出口を上がります。
⑦出口を出て左にmagari、横断歩道をまっすぐ渡って下さい。
⑧渡ると杉山公園があるので左にmagari、直進します。
⑨ファミリーマートの看板と店舗が見えますので右にmagariます。
10.道なりにしばらくまっすぐ歩きます。
11.完全に住宅街です。
12.右手に田沼内科小児科医院の看板があれば正しい道です。
13.田沼医院を通り過ぎます
14.デイリーヤマザキ手前の小さな自販機を右にmagariます。
15.美容院の隣の赤いドアが会場のレンタルカフェ magari中野店です。

12/1に美術打ち合わせをmagariで行うので、迷うお客様が出ないよう目印となる写真を撮って参りましょう。


magari 中野店
164-0012 東京都中野区本町6-24-5

*新中野駅から徒歩5分
一番出口を出て中野通りを南に(笹塚方面)に下りファミリーマートのある角を右折。しばらく直進し田沼医院を越えヤマザキショップのある一つ前の角を右折すると到着します。
*中野駅から徒歩15分
南口へ出て中野通りを南に(笹塚方面)に下り、青梅街道を過ぎてからファミリーマートのある角を右折。しばらく直進し田沼医院を越えヤマザキショップのある一つ前の角を右折すると到着します。

*専用駐車場はございません。お車でお越しの際は付近のコインパーキングをご利用下さい。

http://cafe-magari.com/nakano/


以上、
日誌「同行二人」特別企画
作演出と制作による往復書簡でした。

長々お付き合いいただき、誠にありがとうございます。

制作
鹿渡直之

2013年11月20日水曜日

往復書簡 往路5 こんな場所があったら

作演出の高木です。
往復書簡の往路5通目、書いてみまーす。



鹿渡さま

カフェタイムについての記事、ありがとうございました!
「香り漂う忘年会」そうですね~
寒い年末、そこだけポッとあたたかい場所であたたかいものを飲んでいただいて、ホッとしていただく、そんな時間になるといいですね。

さて、質問いただきました!
Q. 同行二人は、岡田くん長尾さんという素敵な俳優二人と、幾重にも重ねたワークショップ&エチュードにより、書き上げたと伺っております。そもそもこの二人芝居の設定は、どんなきっかけで思い付いたのでしょう?】

そうですね。こういう場所が、こういう時間があったらいいなと思ったのです。
企画の話ではなくて、物語のことね。
この物語のような場所、この物語のような時間があるんじゃないかな、あればいいのにな、って、ある日ふと、思ったのです。
30代に突入して、「一筋縄ではいかない」感のある出来事がどっと増えたように思います。
と同時に「意地をはったってしょうがない」と思うことも。
それで、ふっと力をゆるめたとき、こういう場所があればいいなあと。
そこで、こういう二人がこういう交流できれば、いいのになあと思いました。

最初のアイデアが2010年頃、それから書き上げるまでにおよそ2年かかっています。
具体的な創作の過程は当ブログの過去記事【「同行二人」のこれまで】にもその経緯を書きましたので、よかったら合わせてご覧ください。
こちらです。

初稿が完成してから3回? ワークショップしました。
その3回で俳優お二人に、山ほどあれこれやっていただきました。
物語の骨子、起承転結は初稿から変化ないものの、人物像はあのワークショップでかなり肉付けがされたと実感しています。ありがとうございます。

他にも、初演から珈琲豆提供の、はれときどきまめ 優子さんをはじめ、多くの方にいろんなお話をうかがいました。
私は2011年からこの『同行二人』初演まで1年半ほど演劇活動をしていませんでしたので、いろんな方にいろんなお話を聞く機会がありました。
というか、自分が話すこともないので、自然に聞き役に回っていたのですね。そこで特に取材という形ではなく日常の中で、みんながいろいろ考えている、思っている、様々なお話をうかがいました。
そんないろんな人の生きた実感が、コツコツペタペタとこの作品のあちこちに、塗りこまれているのだと思います。

みんなそれぞれ、一生懸命生きている。
それで、ふっと力をゆるめたとき、こういう場所があればいいなあ。
そこで、こういう二人がこういう交流できたりしたら、いいのになあ。
そんなお話です。

エヘヘ、またなんだか長くなっちゃいました。
さて、トントンとここまで続けてきた往復書簡、気付いたらこの往復で合計10通になりますね。
きりがいいので、ここでいったん、区切りといたしましょうか。
往復書簡は終わりますが、我々の業務はまさにこれからますますですね。
今後もよろしくお願いします!

それでは最後の質問です。
Q.会場magari中野店への楽しい行き方を教えてください!】


高木

2013年11月19日火曜日

往復書簡 復路4 カフェタイム

高木充子さま

お返事ありがとうございます。

”意識の切り替え”がないことにそれほど驚くとは思いもしませんでした。

実際に言葉にして話してみると新たな発見があり、学生の頃からの仲ながら楽しいものです。


ーどなたさまにも、心身に負担無く、リラックスしてお楽しみいただけるのではないかなと思っております。ー

とありましたが、初演の楽日を鑑賞から一週間、
この作品に心を引きずられていた気がします(笑)。
表現が難しいのですが、兎に角グッときたのです。

一時間の観劇中、リラックスどころかドキドキしながら、様々な過去が走馬灯のように脳内を駆け巡りました。

制作を買って出たのも、
その引きずられた思いをもう一度自分の中で清算したかったのかもしれません。



さてさて、いただいた質問への回答です。

「終演後のカフェタイム、どんな時間にするか?」


コンセプトを一言で申し上げると、
「香り漂う忘年会」でしょうか。

はれときどきまめの遠藤優子さんが自家焙煎してくれた新鮮なコーヒー豆を、
NOAH'S CAFEの美穂さんが抽出する「同行二人」オリジナルコーヒー。
こちらを想像しただけでも、鼻腔が拡がる感じもしますが、
せっかくお店を借り切っているんだし、年末なんだし、
アルコールも出してしまおうかと考えております。

コーヒー豆の香りを味わいながらのBARカウンターで一杯。

芝居の感想を聞きながら、再会を楽しみながら、
居酒屋に移動するでなく、会場で呑んでしまおうって魂胆です。

そして、
「これも飲んでみたい〜」って思わせる何かを用意したいなと思います。

どうしたらお客様が喜んでくれるかなと想像する作業は、本当に好きな工程です。

目指すは、終演後の雰囲気も、
芝居と同程度に「新中野まで来てよかった〜!」と感じていただくことでしょうか。


また、magariさんを23時まで貸し切っているので、観劇に間に合わなかった人のためにのカフェ&Bar「同行二人」のOpenもありなのかな〜と勝手に考えています。



さてさて、こちらからのクエスチョンです。

同行二人は、岡田くん長尾さんという素敵な俳優二人と、
幾重にも重ねたワークショップ&エチュードにより、書き上げたと伺っております。

そもそもこの二人芝居の設定は、
どんなきっかけで思い付いたのでしょう?

ネタバレしない範囲でお答えくださいませ。


制作
鹿渡直之

2013年11月18日月曜日

往復書簡の合間に MODE予告動画

長尾純子さん全作品参加のMODEの「Kafka Project 2013」。

予告動画がアップされていたのでご紹介致します。


「失踪者」
「審判」
「城」


みなさんは、どのカフカを観に高円寺に出掛けますか?

私はもちろん三作品通し観劇致します。

https://www.youtube.com/watch?v=PIgCdTymXjk

制作

往復書簡 往路4 どなたさまにも、ほんとうです

作演出の高木です。
往復書簡の往路4通目、書いてみまーす。


鹿渡さま

切り替えるという考え自体特にない、とは予想外の答えでした~!
へー! 面白いなあ。
なんかすっごく新しい視点を得た思いです。
そして、Wahaha! いいですね~。
最近日課になってきたラジオ体操と合わせて、取り入れてみようと思います!

さて、質問いただきました~!
Q.作家として、演出家として、「同行二人」はどんな人に観てもらいたいですか?】

いやーこれはもう、ほんとに、老若男女どなたさまにも観ていただきたいと、心より思っております。
というのは、営業トークとかじゃなく、ほんとにです。

というのも、まず、この『同行二人』って、フツーの話だと思うんです。
とりたてて変わった設定なわけでも、奇抜なストーリー展開でも、変人が出てくるわけでもない、そんな、フツーのお話。
フツーってなんか、表現があれでしょうか。
素朴というか、うーんと、現代の昔話みたいなかんじかもしれません。
どこかで何か、具体的なことじゃなくても、自分と重ね合わせるというか、
ああ、知ってるこの話、って思えるような、そんな、わりと普遍的なお話だと思うんです。

それから、一時間という上演時間、男女二人芝居というバランス、
どなたさまにも、心身に負担無く、リラックスしてお楽しみいただけるのではないかなと思っております。

演劇を観たことのない方にも、
過去に演劇を観てつまんないな、退屈だな、って思ってしまった方にも、
演劇が好きでいろいろ観ていらっしゃる方にも、
等しく素朴に、演劇って楽しいな、と感じていただける作品になるのではないかなと、
そんな風に、思っております。



今回は本編の後にカフェタイムもございます。
昨日はカフェタイムミーティングでいろいろなことが決まりましたね~!
「オマケの時間~カフェタイム~って情報に書いてあるけど、一体?」
と思われているお客様も多いと思いますので、ここで鹿渡さんに質問です。

Q.終演後のカフェタイム、どんな時間になりそうですか?】


高木

2013年11月17日日曜日

違いの分かった男【岡田】


ここんとこ冬も本格的になると自販機で
「あったか〜い」の
紅茶をよく飲むのですが、

今年はこう寒くなってくると
ホットコーヒーの事ばかり考えてます。
エスプレッソティーを飲みながら。

去年の今頃、
普段あまりコーヒーを口にしない僕が、優子ちゃんの焙煎したコーヒーを一杯いただくと
「あれ…美味しい…!」と、
違いの分かる男の顔になりました。
マジ美味しいです。

今でも優子ちゃんの豆で淹れたコーヒーに対し、
アレを飲みてぇなぁ…
と恋する毎朝です。
お紅茶を飲みながら。

もうじきいただけます。
「同行二人」は12月27日、28日。

その前に、KAKUTA!!
明日も稽古がんばるど!

2013年11月16日土曜日

サトコでございます。⑦



 

 
冬晴れ。
という感じの気持ちいい朝。
車のマスコットちゃんがキラキラしていたので思わずパシャり。
 
カフカプロジェクトの稽古も大詰めです。
 
夏からワークショップをしてきた共演陣と、「こないだまで暑かったのになぁ」なんてしみじみ話しています。
今まで何度も経験したはずなのに、季節の移ろいの早さに毎度驚いてしまうのって何故なんだろう(笑)。

この寒さで、去年の同行二人のことを思い出し、今年もこの季節がやってくるんだなぁ、と実感しています。

あゝ、オマケの時間、皆さんと温かくて美味くて楽しい珈琲がいただけますように・・・
まずはカフカ、頑張ります( ̄^ ̄)ゞ

往復書簡 復路3 Wahaha!

高木充子さま

往復書簡を始めて、まだ一週間も経過していないというのに
なんだか幾年も続けているかのようなやり取りをありがとうございます。

なんだか深海で出くわしたかのように、静かに深く、
互いにしか感じ得ない周波数で共鳴しています。


― 俳優をするのも演出をするのも、私にとっては、演劇をするという点では同じことなんです。―

― 違うものを受け入れた上で、主体的に生きるしぶとさ。Yes, and... の考え方ですね。―

ふふふ、同意です。

ひとつひとつ拾って丁寧に触れたいのですが、
間違いなく長くなってしまうので今日はさくっと回答していきますね。


さて、意識の切り替えについての質問をいただきました。
が、その切り替えるという考え自体が特にありません。

仕事内容も仕事相手も様々なので、自然と変化します。
わかりやすく例えると車の免許がマニュアルでなく、オートマチック的な。

親兄弟と接する時と、気の合う友達、恩師、好きな人、嫌いな人とでは、
誰しも対応が変わりますよね。 悪いことではなく無意識に、自然と。
切り替えというよりも「適応」という言葉の方がふさわしいのかな。


様々な経験を積んだ上で、意図的にしているとすると
「場の空気」については敏感に察知するようにしています。

一見「KY」そうですが、実は感度の高いアンテナを設置するよう努力しています。


あとは、締切と責任を自己設定することでしょうか。
せざる負えない・やらざる負えない状況を作り出すことで
意識の切り替えもなにも、「やらないとマズイ!」的な。


あっ、
最後に、個人的な習慣をお教えしましょう。
それは、アニマル浜口的に「笑う」ことです。
http://youtu.be/eETHyOTC_dY
一日の始めや終わりに「Wahaha!」と爆笑するようにしています。

「笑う鹿渡には福来たる。」
声を出して大爆笑することでネガティブ思考やストレスを消し去ります。

■爆笑を誘うレパートリー
・さんま御殿
・ホンマでっかTV
・アメトーク
・爆笑問題とおぎやはぎのラジオ
・ナイツの漫才←オススメ!


その他、妻子がいようが関係なく
低俗卑猥に積極的に触れることで
日々の苛立ちと立ち向かっています(笑)。

Wahaha!
Wahaha!
Wahaha!

作家として、演出家として、
「同行二人」はどんな人に観てもらいたいですか?

いきなり質問でびっくりしたかな。
Wahaha!


制作

2013年11月15日金曜日

往復書簡の合間に コーヒーセミナー体験記【制作】

作演出の高木充子さんと、濃厚なやり取りが始まっております。

ですが、のめり込んでしまう傾向のある二人に対し、
出演者から二人のやり取り、重くないですか?
とご指摘がありましたので…(笑)、
往復書簡の合間に一服の清涼剤となる?投稿をしたいと思います。


カフェde二人芝居「同行二人」は、劇場にカフェの美術セットを作るのではなく、
実際のカフェを借り切って芝居を打つというコンセプトの基、日々準備をしております。

すでにこちらのブログにも書きましたが、この度制作として関わるに当たり
一切コーヒーに興味がなかった私がコーヒーについて勉強するようになりました。

Amazonでハンドミルとドリッパーを購入し、
毎日のようにハンドドリップで珈琲を抽出しているものの
珈琲の味わいをよく知らないため、
「ブラックコーヒーの美味しさの基準」がわからなくなりました。

当然です。


そこで、当パン制作のためのメニューの勉強ついでに
スタバのサイトを見たところコーヒーセミナーたるものがあるではありませんか。
しかもすぐに定員オーバーになっている…。
「これは参加すべし!」と思い至り、
モデル店でもある玉川高島屋の7階に行って参りました。


講師の店員さんに「どうして参加されたんですか?」との問いを受け、
「年末カフェを借りて芝居を打つことになり、斯く斯く然然…」と答えたところ
「おー、本気の人がいる」と場をざわつかせてしまいました(笑)。


2時間のセミナーでは、「おいしいいれ方 クリスマス編」と題し、
「誰でも自己採点90点以上のコーヒーがいれられるようになる!」
というのがこのセミナーの目標のようで下記メニューをじっくり学びます。
  1. コーヒーの木から一杯のカップまで …種類、三大産地、特徴、加工法、ロースト
  2. コーヒーのおいしいいれ方と味わい方 …テイスティングの仕方、比較テイスティング、おいしいいれ方4つの基本を実習で
  3. コーヒーを楽しむ …ローストとデザートの相性を学び、実食
  4. スターバックスの店舗をよりお気軽にご利用いただくだめに…豆の保存法など























翌朝、日々試行錯誤していた独学でのハンドドリップを潔くやめ、
コーヒープレス方式で4つの基本通り忠実にいれたところ
確かに「美味しい!」ではありませんか。

なるほどこれぞ、コーヒーの美味しさでしたか…。


足手まといかもしれませんが、年末当日会場で
カフェアドバイザーのみほさんと珈琲提供の優子さんの
お手伝いができそうです。

■コーヒーセミナー
http://www.starbucks.co.jp/seminar/


制作





往復書簡 往路3 どちらも同じこと、でもぜんぜん違うこと

作演出の高木です。
往復書簡の往路3通目、書いてみまーす。




鹿渡さま

お返事、興味深く読みました。
『予想を超えた出来栄えにブルブル震え、「きっとくる、きっとくる、きた〜!」』って!
臨場感に笑ってしまいました。
私の頭の中で、その鹿渡さんの姿が、劇画調アニメーションで展開されましたよ!

雨にもマケズ的観察、コントロールしようとしないこと、共感することばかりです。
人も作品も、良い方向へと変わる瞬間に場所に立ち会うこと……本当にそうですね。
それこそが、同じ場所に集まって目の前で生の人間を見る「演劇」の面白さですね。

『「無→有→無」の意識の変換活用』というのも、興味深い点です。
私の演出の特徴として、まずめいっぱいの状態にしてから潮がひくようにザーッと削いでゆくのですが、なんだか共通点を感じました。

さて、質問いただきました!
【Q.充子さんは、演出家が適性だと伺いましたが、「今も女優として舞台に立ち続ける理由はなんですか?」】

「演出家が適性」かあ~。
実は、これは自分では正直、よく分からないんです。
ただ、そう言っていただくことが時々ありまして、そうかな~そうかもな~と思っているというくらいです。
むしろごく個人的には、自分があまりにも細かすぎるし心配性すぎるし切り替えが不得手なので、ほんとの意味では「適性」ではないんじゃないかな~と思うこともしばしばです。

ただ、「作」より「演出」のほうが適性であるとは思います。
作と演出って、兼ねる人が多いし、『同行二人』では私も兼ねているわけですけれども、これは自分としてはレアケースだと思っています。
作と演出はほんとに違う仕事なので、そういう意味では、だんぜん、私は「作」よりは「演出」が適性であるとは思います。


それから、今も舞台に立ち続ける理由ですね。なぜ俳優を続けているのか。

まずは、俳優として参加させて下さる現場があること。
決してコンスタントに活動を続けているわけではない私を、ふっと思い出して、「やろうよ」と声をかけて下さる、本当に、本当に深く感謝しております!
それからもちろん、自分がやりたくてやっています。

俳優をするのも演出をするのも、私にとっては、演劇をするという点では同じことなんです。
しかし、それぞれが全く異なる仕事なので、交互に本気でつとめることは、その後どちらをする時にも良い効果をもたらすと思います。
一方をつとめているとき、もう一方の仕事がはっきりと見えますし、それは同時に、「今はその役割にいない自分がその時すべきこと」がよりはっきりと見えるのです。
ですので、私は俳優と演出は同時にはやらないようにしています。

前回のお手紙では演出をしているときの視点を書きましたので、俳優をしているときの視点を少しだけ書いてみますね。
当たり前のことですが、俳優をしているときは演出的な視点をすべて捨てます。
その作品の演出家にすべて預けて、全幅の信頼を寄せます。
そうして、演出家のオーダーに応えつつ、ただそこで、自然に、主体的に、生きていることの難しさ。別の人間ですから、当然好みが違います。常識が違います。良しとすることが違います。それがいいんです。
違うものを受け入れた上で、主体的に生きるしぶとさ。Yes, and... の考え方ですね。
俳優としてこの苦しさと喜びを積み重ねることは、俳優としてはもちろん、演劇全体に関わる上で欠かせない経験になると思っています。
なので、今後も、機会がある限りは、どちらかにこだわらず、できればどちらも、つとめていけたらいいなあと思っています。
幸運にも、現在まで両方をつとめさせていただき、本当に、ご覧下さるお客様、関係者の皆様に、深く感謝しております。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!

ああーまた長くなっちゃったあー。
ちょっと真面目に書いてしまって、恥ずかしい!

それでは、質問です!

【Q.多忙をスマートにこなす印象のある鹿渡さん、意識の切り替えのコツや良い方法などありましたら、教えてください!】


高木

2013年11月14日木曜日

往復書簡 復路2 予測を超える【制作】

高木充子さま

お返事ありがとうございます。
驚くほど寒くなりましたね。こちらはアルバムではなく、コートを引っ張り出しました。


昔の写真見ちゃいましたか。
みんな、ニコニコ。

思い返せば確かにキラキラしていました。10代最後の年から20代頭にかけて、特に。

大学受験も終え、あの頃はなんでもできると思っていました。今思えば若気の至りで恥ずかしいことも綺羅星の如くありますが、”青春”という言葉で片付けてしまいましょう(笑)。

いただいたやり取りのなかで、充子さんと”同期”でよかったなとつくづく感じた次第です。大学に入って面白いと感じたことの一つ、年齢が関係なくなってくることでしょうか。
幼稚園から高校までは、干支は若干ひとつズレても同じ一年の間に産まれ、ほぼ同じ地域で育った連れ合いですよね。
しかし大学になると、浪人留年当たり前、出身地も日本全国津々浦々。その中で同期となる選ばれし偶然性。充子さんは現役で、私は一浪。浪人していなかったら同期でなかったわけで、例え出会っていたとしても関係性は大きく異なっていたでしょうから、同期として出会えたことに感謝をしています。


さてさて前置きが長くなりましたが、演出に関する素敵な回答ありがとうございます。

前提として、「俳優の命を守ること」。大きな舞台での転落事故などをニュースで見るとまさにそう思います。前提として当然に思っていましたが、言葉にすると重いですね。守り護るよう心に留めておきます。

そして一番大事とすること、「消えてゆくこと」。深いです。皆がアメリカナイズされ、自己主張をしていくなか、逆に周りを活かし自らの存在を最終的に消す…。流石です。

「無→有→無」
の意識の変換活用は、辿り着くべき究極の到達点ですものね。


さて、制作における「楽しいなぁ」の回答です。
一言でいうとマジックが起きた時、つまり、予想を超えた時でしょうか。

制作をするに当たり、作品のコンセプト、脚本、演出、キャスティング、各スタッフ、動員、物販各部をそれぞれ手配し、そのそれぞれを+-×÷をして、有る程度の出来栄えを予測します。

この机上の空論でしかない、想定の範囲内で導き出した解答とは異なる、上昇気流が生じた時でしょうか。

有難い事に、度々鳥肌が立つ経験をしてきました。そういうときは、決まってブルブル震えます。「きた!ヤバイ。マジでヤバイ…。演劇史が変わる!」と。客席がどよめき、ざわつき、地鳴りのようなカーテンコールが自然発生した時、この空間創りに関われたことに対して震えてしまいます。自分がアル中かヤク中ではないかと思うほど上半身がブルブルガタガタ震え、挙句に涙さえ出る時もありました。実力以上の作品に関わると逆に恐ろしくなるのです。表現するならば、貞子がテレビから出てくる感覚に近いです。「きっとくる、きっとくる、きた〜!」と(笑)。

予想以上、実力以上、想像以上のものに関われた時、楽しくもありゾッとしますね。

このような化学反応がありうるため、なるだけ自らがコントロールしようとは思わなくなりました。自らの手から離れたところに行き着く楽しさ。凧糸の切れた凧の行き着く先が、地獄と紙一重の楽園みたいな。

そのために制作としてやることはひとつ。
作品に関わる大勢が、「現場に来て楽しい。」と思えるようにすることでしょうか。

損してる人はいないか、つまらなそうな人はいないか、お腹を空かしている人はいないか、雨ニモマケズ的に観察します。マイナスにマイナスで近寄り僅かでもプラス、好転できるきっかけになれたらな、なんて。

人も作品も、良い方向へと変わる瞬間に立ち会えたとき、楽しいですね。

しかしこれには、惚れ込んだ作品、惚れ込んだ人であるということが今のところ前提条件ですが…。

惚れていない対象には尽力できないという点、まだまだ甘いですね。

修行は続きます。


長くなりましてすみませぬ。


最後に、次の話題へ。
充子さんは、演出家が適正だと伺いましたが、「今も女優として舞台に立ち続ける理由はなんですか?」


お時間ある時にどうぞ。



制作
鹿渡直之

2013年11月13日水曜日

往復書簡 往路2 消えてゆくこと

作演出の高木です。
往復書簡の往路2通目、書いてみまーす。




鹿渡さま

いや~寒いですね。
でも今日は空がスカッと晴れていて、気持ちいいですね。

昨夜、過去の資料を整理している際に、学生時代のアルバムを発見してしまいました。
わあー。
いや~これでもかこれでもかっていうくらい、一緒に写っている写真がありました。
だいたい、仲良しだった10人くらいで一緒に写っています。

その写真の中で、私たち、何がこんなに楽しいのかっていうくらい、ずーっとにこにこしていました。
あ、写真だからかな。喧嘩しながら写真撮る人いないもんね。
だからアルバムをめくっていると、あの頃の私たち仲間はずーっとにこにこしていたんじゃあないかって、思ってしまいます。
もちろん苦労とか喧嘩とかあったけどね。今から思えばずっとにこにこしていたようなもんですね。
そう思うと、今たいへんだな~って思ってることも、後から思えばにこにこしてるようなもんでしょうね。
がんばろ。
それぞれ一度道が分かれて、また再会してこうして一緒に作品を創っていることが、とても嬉しいです。
それぞれもうあの頃とは全然違うことが楽しいです。変化って、ほんとに、素晴らしい。

さて、質問いただきました!
「演出する際に一番大事にしていることは何でしょう?」
あらー大きな質問。
これについて真面目に書いたらあっというまに手紙が10通くらい書けそうな気がしたりもしますが、
そうですね、大事にしてることはいろいろあっても、「一番大事に」となるとちょっと考えますね。

まずは俳優の命を守ることでしょうか。
俳優を守るっていう感覚は、スタッフをやる時は必ず最初にある、大前提ですね。

あーでも前提と大事は違いますよね。
大事なこと、いっぱいあるんだよなあ。
一番大事にしてることも、いくつもあるなあ。
一番、いくつも、ってちょっと言語矛盾かもしれませんが。

うん、それでは、そのいくつもの一番の中から、とりあえず、今ぱっと浮かんでることについて書きますね。

それは「消えてゆくこと」です。
あ、主語は自分です。演出家が消えてゆくことです。

華道では、はさみのあとや創意工夫が分からないことが良しとされている流派があると聞いたことがあります。(うろおぼえですが…)
いろいろな作業や技術を駆使してもそれはそうと気づかせず、ただそこにその花がまるで自然にそう咲いているかのように生けられていることが素晴らしいのだそうです。
演出家の仕事も同じだなあと思いました。
それは、見えないところで仕事をするといったような美学的なことだけではなく、
自己から出て他の生命の力をかりて初めて作品を成立させ、更にその美しさを拡大できるという意味において。

自分でできることなんて簡単に限界が来ます。
自分のセンスなんてどうしても料簡が狭いものです。
ひとの中に素晴らしいものを見つけてゆくことで、どんどん作品が豊かになる。
ひとりひとり、ひとといっしょに。
演劇って、楽しいね!

それでは質問です。
Q.制作において、「うわあ、楽しいなあ!」と思う瞬間ってどんなとき?

高木充子

星に願いを【岡田】


去年の12月の同行二人から10ヶ月、
芝居から遠ざかっていたので
この芝居漬けの日々が夢のように思う瞬間もあります。

これまで出会っていただいた人に、
ここで出会ってくれた人にも、
同行二人を観て欲しい。
あの空間を共にしたい。
ぜいたくな望みかもしれませんが、
なんとか叶えたいと願って止みません。

早くこいこいアフターザクリスマス。

2013年11月12日火曜日

往復書簡 復路1 【制作】

制作の鹿渡です。

自ら発案しておいて、すっかり忘れていた作演出家・高木充子女史との往復書簡。ブログを開きドキッとしました。あれ、始まってるぞ!と


作演出家も書いているように、お互い10代からの長い付き合いながら手紙を送り合うのは初めてのこと。いざとなると実に照れますが、すご〜く嬉しい気持ちになりました。こんな感情を味わえただけでも恥ずかしさを押し切って提案した甲斐があります。でもなんだか赤面しちゃうね…。

さてさて、


高木充子さま

今朝はこの秋一番の冷え込みだそうで末端と胃腸を温めてくださいね。

この度はお手紙ありがとうございました。予想以上にドキドキしました。

久しぶりにこうして充子さんとやり取りをしていると、時折瞬間的に、改装前の早稲田文学部キャンパスにタイムスリップします。僕らはいつも似たようなジャージを着て、文キャン、大隈講堂前、第二学生会館、戸山公園辺りにいましたね。こちらは随分とオッサン化したというのに、相も変わらず瑞々しく美しい瞳と声を輝かせている。嬉しいです。


演出家と制作は、”背を合わせた剣豪”かもしれないというドラマティックな表現、確かに的を射ていますね。それぞれの視点立場役割に分かれ、作品、キャスト、スタッフさん、お客様と立ち回る。かつては自分も役者として充子さんの演出を受け、舞台上で立ち回る側でした。こうして10年以上の月日が経ち、制作の立場で充子さんと背を合わせてみると、自身が役者だった頃以上にしっくりきます。

穏やかだけど熱くもあり、楽しく、然程イラっとせず、創作的で感性に溢れ、なんだか負ける気がしません。良い意味で本気にもなれるし、良い意味で脱力感もある。Hmm, やはりこれは運命的な相性の成すべきわざかもしれませんな(笑)。


さてさて、「当日パンフレットについてのこだわりは?」の回答です。

こだわりは、帰り際、鞄にスッと嵩張らず持ち帰れるサイズ感と紙の質感でしょうか。観劇後のチラシの束って結構なストレスですもんね。

あとは、終演後のオマケの珈琲タイムに合わせてメニューも兼ねるということでしょうか。「あっ、珈琲以外も置いてあるんだ〜」的な。
もちろん初演同様、岡田くんのイラストも散りばめたいなと考えております。

さて、今度はこちらが質問すればいいのかな?

えー、演出する際に一番大事にしていることは何でしょう?

書いていると思いのほか長くなりますのでお時間ある時にどうぞ。
手首足首首周りお腹周り温かくしてね。

ではでは。


制作  
鹿渡直之



相似形【岡田】


チャリT企画が終わり、
KAKUTAの稽古が始まってから10日あまりが過ぎました。

KAKUTAは劇作、演出の桑原さんのホンを、
たくさんの人がカタチにしようと東奔西走しているカンパニーです。
ホンをどれだけ具現化しようかと、
演出はじめ、みんながピチピチとプールを泳ぎ回り、
水しぶきをあげてます。

同行二人と似てるなと思うこともあります。

若くもない老いてもない、
そんな人々が胸にじわっとくる劇作空間がここにはある気がしています。

演者としては俯瞰で見ることで
落ち着きたい気もするけど、
良い意味でそうはさせてくれない。
そこが似ています。
同行二人と。

ここをくぐり抜けたらちょっと成長できそうな気がするな。

2013年11月11日月曜日

往復書簡、はじまり〼。

作演出の高木です。

主に制作の鹿渡氏と私が徒然徒然と書いているこの日誌、
このあたりで少し趣向を変えまして、
本日からしばし往復書簡をしてみようかという提案が鹿渡氏から出て参りました!
とは言っても、ほぼ毎日スタッフワークで連絡を取り合っている我々が、
あえてこの場で往復書簡です(笑)。 さて、どうなりますことやら。
はじめまーす。




鹿渡さま

まずは試しに一通目です。

もしかして、鹿渡さんに手紙を書くのは初めてではないでしょうか。
10代の頃からのつきあいなのに! 気づいてびっくりしました。

何を書けばいいのかな。
最初の一回は、分からないね。ドキドキしますね。
この往復書簡をどういう場所にしていったら面白いでしょうかね。

作演出と制作って、非常に近いところにいて、全然別の仕事をして公演をまわして行きますよね。
作品についての共通理解をしっかり持って、別々の向きで機能するみたいな。
背中合わせの剣豪みたいな感じですかね。
ドラマチックに言ってみました。

あ、それじゃ、せっかく別々の視野を持っているお互いに、質問とかしましょうか。
で、相手が答える、みたいな。
で、それが『同行二人』の製作現場の日誌になったら、どうかな~

まずは試しに一回目、
・製作中の『同行二人』当日パンフレット、こだわりのポイントを教えてください。

えへへ、特に独創性のない質問になっちゃった。
こんな感じでゆるっとスタートしましょう、往復書簡。
一日交代ってことでいいのかな?お返事、楽しみにしていまーす。


高木充子



2013年11月10日日曜日

休みなし

結局今週は休みなしでした…。


制作

カフカ稽古場日記

MODEの「カフカプロジェクト2013」、
稽古場日記も始まっております。


「同行二人」の観劇前に
MODEの舞台での長尾純子さんも
是非ともご覧ください!

私も12月は、何度も高円寺を詣でる予定です。



制作

2013年11月9日土曜日

サトコでございます。⑥

冬がは~じまるよっ
ほら~また~ぼっくのそばで~♪

大好きなまっきーの冬の歌。
本日より頭の中で配信開始いたしました。

今年の冬は、風邪を引く事が命とり…
そんな不安からか、こんなものをポチッとクリックして買ってしまいました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


ジンジャーシロップ!
結構高かったヽ(;▽;)ノ

若干気休めですが、寝る前にこれを飲むとポカポカしている気がする。
今2本目を購入するか真剣に検討中です。

皆様もお身体ご自愛くださいね。
そして年末には心の中から一緒にポカポカになりましょうね。

繋がり

自分が歩んできた道と
仲間が歩んできた道。


再会したことで
再び重なる関係性に
新たな出会いが付け加わり
まったく別の道が照らされる。


月日の経過が引き起こす
化学反応。


自然発生した繋がりに
積極的に意味付けをすることで
偶然が必然に変わる。


必然は
適度な自信をもたらす。


適度な自信は
お客様を喜ばせるために
欠かすことはできない。

………。


同行二人の再演は、
間違いなく面白くなる。


制作




2013年11月8日金曜日

集い集えば

作演出の高木です。

先日の打ち合わせは終わってみれば連続で8時間、あっという間でした。

三人寄れば文殊の知恵ということわざがありますが、
やっぱりオンラインではなく、実際にミーティングをすると、
人の数だけ掛け算で、面白いあれこれが出て来るものですね。

今回の公演では、昨年の初演に比べ、スタッフが格段に増えました。
確実に各方面、厚みをましております。

そして超強力助っ人も登場!!!
夜が深まるとともに白熱する打ち合わせ……
ハッ! と時計を見たら真夜中過ぎ……
真夜中過ぎにニコニコ別れる仲間たち……
今度こちらのブログでも、ご紹介したいと思います。

だんだん、2013版の『同行二人』のイメージがみんなの中に出来てきました。



写真は、この日打ち合わせをさせていただいた中野カルマのキッチンに立つ、
『同行二人』カフェアドバイザーの、みほさん(NOAH'S CAFE)

次回は、カフェミーティングで集います!


高木

2013年11月7日木曜日

中野 カルマ

昨日の美術打ち合わせは、
中野北口40秒の無国籍食堂カルマ。

中野カルマ…
村上春樹の小説の登場人物っぽいですが
カフェアドバイザーのみほさんが
働いているお店です。


外観からしてめっちゃかわいい。
こんな飲食店いつかやりたいなー。


お店には、「同行二人」のDMも
置かせていただいています。

なんと、最初に置いてもらった分
がなくなったとか!嬉しいな〜。

図々しくも、ベストポジションに
追加分を置かせていただきました。

料理も美味しいです。


オーナーにお願いし、かわいい小物を数点
お借りすることになりました。

楽しみだー。

http://karma-marka.org


制作


丸一日同行二人

今日は一日「同行二人」。

夕方からの打ち合わせに備え
他からの依頼にももちろん応対しながら
同行二人」の資料づくり。

美術周りは、作演出の高木氏、
カフェアドバイザーのみほさんにお任せし、
こちらは残二ヶ月のスケジュール表と当日パンフのラフ、
音響キューシートを作成。


制作を引き受けて
一番してはならないことは、
演者さんを不安にさせること。


雰囲気に始まり
雰囲気に終わる。


「私達は演技に集中すればいいんですね」と
演者さんに思わせることができたとき、
裏方は初めて拍手を分かち合えるんだと思います。


微力ではありますが、
お客様の視線を一手に受け止める
二人のために最善を尽くします。


みほさん、充子さん、照明家の千田さん、
今日は長々ありがとうございました。

MODEの稽古の休みにもかかわらず
打ち合わせに参加してくれた
純ちゃん、ありがとう。


今日は作・演出家と、
7時間に亘り10代からの友情を
分かち合うことができました。


制作

2013年11月6日水曜日

はんぱな

作演出の高木です。

『同行二人』は三十路前後のお話です。

以前、とある現場でご一緒した、少し年上の俳優さん(女性)がこんなことをおっしゃっていました。

「30代の女の役者ってさ、これっていう役が無いのよ。だってさ、『若い』とか『かわいらしい』とか『フレッシュな』とかだったら、10代、20代の役者がいっぱいいるわけだしさ、かといって、『母親』とか『叔母』とか『教師』とかさ、40代以降の方が落ち着いてていい味出るわけだし、30代に合ったいい役ってね、特に女は、ほんと無いのよ。ほんと」

へえ~と思いました。

さて、30代の役についてはさておき、
実際に人生の中で、自分が30代になってみると、
たしかに、なる前に思っていたより、ぜんぜん大人じゃない。
かといって、もう若者ではない。まったくない。
中途半端な年代だな~とは、たしかに、実感します。

はんぱ って、でも、なんかいい言葉と思いました。
あいまいで、ポカンとしていて、密度が低そう。

そんな年頃を生きている人たち(女性に限らず、男性も)のあれこれを、そのままスッとすくってみようと思いました。
描いてみようとか見つめてみようとかじゃなく、ありのままに、大きめのスプーンで、スッといきたい。
いずれそれもすべてどんどんと通り過ぎてゆくのでしょうから。


さ、今日は、カフェアドバイザーのみほさんと打ち合わせです。
楽しみ~!


高木

オリオン座

庭から見事なはまり具合で

オリオン座が見えます。


仕事帰り風呂上がり病み上がり、

別案件でこれまたムフフな構成が書けたので

オリオンビールではなく、

ドイツのヴァルシュタイナーで

独り夜空に乾杯。



制作

2013年11月5日火曜日

忘れないうちに

処方された漢方薬が食前の服用のため、
一度飲んだ認識があるからか
残りの食後30分後服用の抗生剤を、
飲んだかどうかがまったくわからなくなる。


朝も昼も夜も…。

カプセルと錠剤の残りを数えたり
ゴミ箱を覗けばすぐにわかるのだが
あえてそれはしたくない。

時間の無駄とは承知の上で
記憶を辿るも一向に思い出せない。

そうこうしてるうちに
誰それかから連絡が入り
その件に関する回答をする。

ふー。ひと段落。

あれ?

で、結局夜の分は飲んだんだっけ?

…。

忘れないうちに「同行二人」の
音響きっかけ表を作成しよう…。


制作




2013年11月4日月曜日

経過する

作演出の高木です。

このところの気圧の乱高下のせいか、首と背中が痛みます。
風邪も流行っているようですね。
この日誌を読んで下さっている皆さまは、お元気でお過ごしでしょうか。

さて、タイトルの「経過」。
病を「経過する」という考え方があるそうですね。
身体にその病を通すというか、通り抜けさせるというか、経験させるというか。

実は私も先週かるい風邪を引きまして、その時はちょっと時間があったので、
実験的に、なんとなく適当にですが、これを実践してみました。

1.体を温める(睡眠時湯たんぽ、足湯、半身浴等)※頭寒足熱
2.固形物の摂取を控える(スープ、味噌汁等を摂りました。白湯は多めに)
3.睡眠

以上を繰り返し、2晩3日で治りました。
かるい風邪だったというのもあると思いますが、
激しい頭痛と体の痛みがだんだんとひいてゆき、
ぼや~と腫れていた喉の痛みも、だんだん痛みの部位がしぼられ、かるくなり、
消えてゆく様子をじっくり観察し味わうのは、苦しいながらになかなか興味深かったです。

「変化」が最近の個人的なテーマでしたが、
「経過」という視点をひとつ加えてみたいと思いました。

いろいろあれどすべてよし。そんな気持ちでいたいものです。


高木


乾杯!

はい、復活しました。

扁桃腺で行く一泊二日の体調不良の旅も間もなく終点です。 
栄養休養楽天優勝のおかげでギラギラしてます。

最後に景気づけにビールでうがいをしてから就寝したいと思います。ドイツの老舗ラーデベルガーで参りましょう。

星野仙一日本一。乾杯!

あっ、別に楽天ファンなわけではないんです。
星野監督でも、マーくんでも、巨人ファンでもないんです。

わたくし、同行二人のファンなんです。

乾杯!

制作

2013年11月3日日曜日

私のあしながおじさん【岡田】

チャリT企画「ニッポンヲトリモロス」の全日程が終了。
ご来場ありがとうございました。
こちらは打上げ明けの朝の一枚。



我らが同行二人チームも、
制作のかどさん、
作演出の高木さん、
相手役の長尾さんが観にきてくれた!
いやぁ、嬉しかったぁ…

僕は大好きな作品でしたが、
キライな人もまぁまぁいたみたい。
そんなもんだとは思うけど、
二極がくっきり鮮明だったかな。
色んな人が各々に、
「ニッポンをこう茶化して!」
という明確な期待を持って観に来ているんだな、
と感じたわけです。ひしひしと。

チャリT企画に好んで出る理由のひとつに、
軽演劇がやりたい、
という長年続くマイブーム的思いがあります。

軽演劇っていうのは、
昭和初期の浅草を中心に流行した、
時事風刺のきいた、笑いに特化した
演劇のカタチだそうです。

チャリT企画がやろうとしていることに似てると思う。
(作演出の楢原さんに言うと否定されるけど)

今、小劇場で軽演劇ができる
数少ない劇団の一つだと思い、
ここに出演できる機会を大切にしています。
何せ、一番ウィットに富んだギャグを言えた人間が
皆から尊敬される稽古場なので。

イッセー尾形さんに憧れて
小劇場の世界に飛び込んだ僕が
いつか流れ着く浜辺は軽演劇の世界なのでは…と。
分かりませんけど^ ^

さぁ、お次は!
僕が日本イチ面白いと思ってる
カンパニー、KAKUTAに出ます。
もう稽古が始まってます!
12月2日から初日です。
先行予約の段階で、
すでに売り止めの日が出てます!
すごー!!